Mouseで不機嫌取り













































































ラズベリーハットを被り直して


涙のカタマリを 君の頬から拾った
口に含んで微笑んだ 曇り空

奥歯で噛み締める 切り落とした 気丈
何度となく微笑んでは また集めだそうと 焦る

ラズベリーハットを被り直して
Stopをする訳じゃない
Stepを踏んでさあ

ラズベリーハットを被り直して
君は朽ち果てた果実を欲したりして
本当は何も植わってないよとか言って

僕に気付かれないように 小鬢にそっと隠していた
そうやってずっと愛でてたんだろう?

そしていつの日か 壊れそうになったら
素知らぬふりで 引き出しを開けて

僕よりもずっと 貪るように 噛み砕いて
放り込むんだ 自傷のように 自嘲のように

そんな精神論じゃ 過ごせはしないだろう
僕はいつも通り君に 差し出して 微笑んで

ラズベリーハットを被り直して
Stopのように
Stepをしてさ

ラズベリーハットを被り直して
君は手摺りにカタマリを落としながら
風は冷たいものだからとか言って

また
手を伸ばすふりをするんでしょう?






















































  生活臭



温い部屋で 飾りを外し 夕飯の献立を考えようか
帳が降りれば真夜中のお茶会を
酷い宿題に頭を掻いてさ

『仲間ハズレは誰だ?』

起承転結を上手く熟せず起死回生 どうにか
夜から朝まで はしゃがせてよ

疑心暗鬼に付き合ったりして 以心伝心 だから悲しまないで
端から端まで 抱きしめてよ

そこにあるものの為に

まずい食事で 腹を満たし 感情に働立を立ててしまえ
何か一つを唱える度に 偽善だなんて言われたとしても

飽きるほどに回数を重ね 
安い働きで褒めちぎられて

それがなんだ と言われたって

さあゴミ溜めになった夢とかいう
小さな箱庭

掃除機に吸わせて大気に分解
階段ならまず怪談で退けて

また萎んだ布団で
まだ寝返りを打つのに

起承転結を付けるとするなら
起死回生 事実より奇な生活に万歳

疑心暗鬼と隣人に臨場
以心伝心 だから悲しまないで
端から端まで どうか愛して

そこには無いものの為に











































































不安になってきた、僕はあの人が好きかもしれない。





意固持になる体と
それでも悩みだす精神と

もしかしたらという気持ち
そういえば気持ちは体と精神
どちらに分けられるんだろう

作り出されるのは胸の中だけど
目に見える代物じゃないし

欺瞞かもしれない
でも違うかも と
繰り返す自問自答
「いい加減にしてくれ」

疑ってはいない
「疑ってるお前は」
こんな渦を何が
憶測だって言える?

まだ聞いた事もない
声を求めてるなんて

知らない間に傷付けて
知らない間に傷付けられて
車の助手席で気付かされた

どうして?もノワール

大事なものを運んでくれよ
カナリアが 泣く
空は青。

いたたまれない
それも衝動

僕はあの人が好きかもしれないんだ
























































飽きちゃった開けちゃった


夜明けは何色 公で色々
バンジージャンプショータイム

万事休すで 九死に一生一瞬
コードレスで真っ逆さまにTimeOut

あの二人はどうしてるかな
酷く長い間 遠ざかってたけど

哀れっぽい犬の声が
聞こえてきたからコートを脱いで

荒れっぽい肌の調子も
食べたら増えるチョコレートだって

止まらないしゃっくりも
しゃくり上げて泣いてよ

おやつはまだアップルパイ
焼いてあげよかでDiscussion

おやつはまだ?マップは牌
妬いてあげよかってミスAction

あの二人に聞こうか
『住み心地はどうかな』

立ち止まっちゃ 嫌だよ
小豆抹茶 パフェじゃんよ

そうだけど だから関係無くはない
そうだから でもね監禁幕はない

甘くはないから 飽きて 開けて
中身は さてね Questionでも

Interest?
じゃあ もう一回






























































これでもまだ繋がってるって言えるのか


日曜日から手招きをされる
そうだ 寝坊をしてしまえ

寝忘気味だからかもしれないが
断るために枕を棄てた

愛想ならまだ
挨拶に上乗せ出来るけど

渇いていくタイルには長靴
色はまだ晴れないねのブルー

切れてしまう事は無いが売り文句の
銀色に光るリング

これでもまだ繋がってるって
言えるのか 意図が見えなくなったのに

これでもまだ繋がってるって
言うんだろ 糸を染め直してさ

ワインか何かの奴隷になれば
救われるってまだ思いたいから

燃えてしまったというより
燃やしてしまったんだろう

認めたくはないと否定すればするほど
現実味を帯びてくるよ

これでもまだ繋がってるって
言えるのか 恋は行為に成り下がったのに

これでもまだ繋がってるって
言うのかよ 言うんだろう
飲み下して 飲み干して
いつもの場所で

さあリングを棄てろ






















































 恋人JAN?


曇り空 不機嫌使用。
唸り声 不謹慎しよう。

きっとさ 僕ら今 以心伝心 だよね
「つまんないから 速く次にいきたい」

彼女とかいう言葉で
お互いを縛り合ったりして

もうこの際さ はっきりさよならしましょう
とかも言えずに 地団駄っしょ。

曖昧な感情 伝達
曖昧な関係 でしょう? でしょうね!

君の瞳に見つめられたりして
それを返したりして

そんなんが恋とか愛だとかって
思ったりしてるんです。

だって
君の唇って柔らかいんだね とかって

話したりすること=行為じゃん
濃い 後引くじゃん

可哀想ナ僕ラ 失敗談。
可愛イソウナ君ニ 反省談。

多分始まりも単純で
面倒事を嫌ってただけ

そんな吊り橋効果が長引いて
小指を繋いで振り回す日々

青い空 不透明気分。
甘い歌 不平等気味。

きっとね 僕ら今 恋人同士 だよね?
でもね 以心伝心 だよね

「くだらないから 速くやめにしたい」

好奇と 期待に 拘束されてるみたいに
今期は 擬態に 集中しますか

君の声が僕を呼んだりして
それにちょっと応えたみたいな

そんなんが好きとかLOVEだとかって
思ったりするんです。

だって
君の髪って良い香りだな みたいな

舌なめずり=存在じゃん
案外 残るじゃん

可哀想ニ僕ハ 運命線。
可愛イソウナ君ト 一直線。

真っ逆さまにダイヴ
するのも 良いじゃん。


















































そ ん な 生 活 を し て い ま す


私情はない 舞台とも無関係
そんな生活をしています

睡眠不足に 草食中心
そんな生活をしています

画面と水面を見つめて 爪先を濡らして
それなのに 何故か誇れる そんな生活

日常が同じばかりじゃ
つまらないって?

それなのに
僕は 不思議と生き生きしだすのです

ココロに言葉が 文字が 溢れてるから
いつでも言葉を 文字を 綴ってるから

僕のココロは勝手に 綻んでは弾み出すのです
思わぬ方向に

心地が言葉を 文字を 生み出すから
どこでも言葉を 文字を 望んでるから

僕の心地は何故だか
喜んでは嬉しがるのです
不思議とね

苦しい朝も 悲しい夜更けも いつかの歎きも
もう 届かない所へ行ったと
のせてしまえるんだよね

そんな生活をしています
だから

正常に
そんな生活をしています

END